2021.11.18

一戸建てVSマンション あなたに合うのは?

いま住んでいる家が古くなったためだったり、家族が増えて手狭になったためだったり、転勤やUターン、またはIターンなどで引越しをしなくてはならなくなったためだったりと、新しく住宅を購入する理由は人それぞれです。中には一所懸命資金をためて、賃貸から憧れのマイホームを手に入れる方もいるでしょう。場所はどうしようか、海の近くがいいとか高台の景色が良いところがいいとか、夢は膨らみます。間取りはどうしようかなんて、考えているだけでも楽しいものです。
・・・でもちょっと待ってください、実際に住むとしてあなたはどちらの不動産を選びますか。一戸建てを建ててみますか、それともマンションを購入してみますか。どちらも魅力的で、究極の二者択一といえるでしょう。あなたに合うのはどちらなのか考えてみましょう。

一戸建ての場合

広さと間取りは90㎡~100㎡で4LDKというのが平均的といわれています。平屋建てよりは二階建てにする方が多いため、これくらいの広さと間取りになるようです。購入金額を考えると高いと思われがちですが、そもそも広さと間取りが違うため、一概にそうは言えません。一戸建てだと管理費はかかりませんが、快適に住み続けるためにはやはりメンテナンスや修繕が必要になってきます。工事の日取りや予算は自分の都合を優先して行うことができますが、費用はすべて自分のお金で賄います。10年で200万円掛かったとして30年なら600万円になります。ほか、固定資産税や都市計画税も払わなくてはなりません。金銭面から考えると、家屋部分は減価償却されて資産価値がなくなったとしても、土地については老朽化することがないので、価値は残ります。
次に住みやすさから考えてみましょう。物件によっては駅から遠く、第一種低層住居エリアですと、住環境は良いものの、大型店舗や総合病院などの建設が制限されている地区なので、通勤や通学に時間がかかり、買い物や通院には不自由することがあります。住戸内設備については新築であればほとんどの差はありません。日当たりや風通しは、四方向に開口部を設けられるため良いといえます。ただ隣家との距離が近いとプライバシーが気になるところです。セキュリティーも非常に重要となり、防犯カメラや非常ベルはもちろん自分で設置しなくてはなりません。音に関しては、生活音の心配はほとんどありません。最後に、一戸建ての寿命は木造であれば30年から50年といわれています。

マンションの場合

広さと間取りの平均は70㎡で3LDKになるそうです。マンションには毎月、管理費や修繕費がかかってきます。一か月3万円として30年で1080万円になります。修繕は、他の区分所有者と合意形成を図りながら定期的に行っていきます。積立金が不足するようでしたら追加での出費もあり得ます。そのほか、自家用車を所有している場合は駐車場代が必要になってきますし、毎年の固定資産税や都市計画税も支払わなくてはなりません。資産価値から考えると、建築部分と土地部分を分離して売却することができないので、築年数の経過に従って資産価値は下がっていくのが一般的です。
次に住みやすさから考えてみましょう。マンションは比較的駅に近い物件が多いのが特長です。商業施設もたくさんあるので生活にはとても便利といえるでしょう。住戸内設備については、新築であれば大差はありません。日当たり、風通しの良さで言えばバルコニーに面した部屋、上層階、角部屋などは快適といえるでしょう。ただしそういったところは価格も割高になる傾向にあります。セキュリティーの面では、エントランスがオートロックで、24時間体制の警備がついている物件も多いので安心できるでしょう。生活音は、二重窓や防音材によって軽減が進んではいますが、完全に遮断することは難しいので注意が必要です。

毎月の維持費から考える※要確認

マンションには毎月管理費・修繕積立金・駐車場代がかかるということをご存知でしたか?ほかにも専用庭やルーフバルコニーなどに使用料がかかることもあります。一戸建ては管理費こそかかりませんが、快適に住むためのメンテナンスや、時宜に応じて修繕が必要です。

30年後の維持費比較

下の表はマンションと一戸建ての30年間の維持費の予想の比較です。毎月3~6万円程度の管理・修繕費、税金、駐車場代の負担があるかないかでは、長期にわたるとかなりの差が出てきます。駐車場代の負担が大きいものになっているので、車の有無もポイントです。

修繕・補修時の対応

マンションは、他の区分所有者と合意形成をはかりながら定期的に修繕を行います。マンションの老朽化などが予測でき、修繕積立金不足の場合追加出費も考えられます。
反対に一戸建てでは、建物の補修や改装を行う予算や日取りを自分の都合で決められます。ただし、全て自分で費用を払わなければいけません。

資産価値から考える

一戸建ての土地部分は築年数が経過しても老朽化するわけではないので、土地としての価値は残ります。
マンションの場合は、建築部分と土地部分を分離して売却することができないので、築年数の経過にしたがって資産価値は下がってしまうのが一般的です。

Copyright © 2021 E-Luxury. All Rights Reserved.

TOP